実家が空き家になり、「このままにしていて大丈夫なのだろうか」「まず何をすればいいのかわからない」と悩む方は少なくありません。
親が施設へ入居したり、亡くなったりしたことをきっかけに、実家が空き家になるケースは増えています。しかし、何もしないまま放置すると、建物の劣化や防犯上の問題だけでなく、管理の負担や思わぬ費用が発生することもあります。
この記事では、実家が空き家になったら最初にやることや、放置するリスク、今後の選択肢についてわかりやすく解説します。

何から始めればいいかわからない」という方は、まずこの記事の『最初にやること』から順番に確認していきましょう。
実家が空き家になったら最初にやること
実家が空き家になった直後は、慌てて売却や解体を考える必要はありません。まずは家の状態や管理状況を確認し、今後の方針を考えるための準備を進めることが大切です。
家の名義や相続状況を確認する
まず確認したいのが、不動産の名義です。
親が健在で施設へ入居しただけなのか、相続が発生しているのかによって、できる手続きは異なります。売却や活用を検討する場合でも、名義や相続関係を把握しておくことで、その後の手続きをスムーズに進められます。
建物の状態を確認する
空き家は、人が住まなくなると急速に傷みやすくなります。
屋根や外壁の破損、雨漏り、庭木や雑草の状況などを確認し、必要に応じて早めに対処しましょう。小さな不具合でも放置すると修繕費が高額になることがあります。
郵便物やライフラインを確認する
郵便物がポストにたまると、長期間留守にしていることが周囲にわかってしまいます。
郵便物の転送手続きを行い、電気・ガス・水道についても今後の管理方法に合わせて継続または停止を検討しましょう。ただし、水道は定期的に通水した方が配管の劣化防止につながる場合があります。
防犯対策を行う
空き家は空き巣や不法侵入の対象になることがあります。
戸締まりの確認はもちろん、庭木の手入れや室内の見える範囲を整理しておくことも、防犯対策として効果的です。遠方に住んでいて管理が難しい場合は、定期的に家族が見回ることも検討しましょう。
実家を空き家のまま放置すると起こる問題



「まだ売る予定はないから」と何もしないまま時間が過ぎるケースは少なくありません。まずは放置によるリスクを知っておきましょう。
「しばらく誰も住まないだけだから大丈夫」と考えていても、空き家を放置するとさまざまな問題が起こる可能性があります。
建物の老朽化が進む
人が住まない家は換気や通水が行われず、湿気がたまりやすくなります。
その結果、カビや腐食、シロアリ被害などが発生しやすくなり、資産価値が下がる原因になります。
近隣トラブルにつながる
雑草が伸びたり、庭木が隣地にはみ出したりすると、近隣住民とのトラブルにつながることがあります。
また、ゴミの不法投棄や害虫・害獣の発生など、管理不足による問題が起きる可能性もあります。
維持費や税金がかかり続ける
空き家であっても、固定資産税や都市計画税などの税金は毎年発生します。
さらに、修繕費や草刈りなどの管理費用も必要になるため、住んでいなくても負担は続きます。
空き家を長期間放置すると、管理の負担や費用が大きくなる可能性があります。詳しくは、相続した実家を放置するとどうなる?空き家問題と必要な対策を解説で詳しく紹介しています。
実家が空き家になった後の選択肢
最初に必要な確認が終わったら、今後その実家をどうするのかを考えましょう。状況によって適した方法は異なります。
管理を続ける
将来的に住む予定がある場合や、すぐに売却する予定がない場合は、定期的に管理を続けることが大切です。
換気や通水、庭の手入れなどを定期的に行うことで、建物の劣化を抑えやすくなります。
空き家を所有し続けるリスクや管理のポイントについては、空き家を所有し続けるリスクとは?放置による問題と対策を解説で詳しく紹介しています。
売却を検討する
今後住む予定がなく、管理を続けることが難しい場合は、売却を検討するのも選択肢の一つです。
早めに売却を検討することで、維持費や固定資産税の負担を減らせる可能性があります。また、建物の状態が良いうちの方が売却しやすいケースもあります。
活用方法を検討する
売却以外にも、賃貸住宅として貸し出したり、家族が利用したりするなどの活用方法があります。
ただし、リフォーム費用や維持管理の負担がかかることもあるため、費用対効果を考えながら判断することが大切です。
実家が空き家になったら早めの対応が大切
実家が空き家になったからといって、すぐに売却や解体を決める必要はありません。しかし、何もしないまま放置すると、建物の老朽化や管理費の増加、近隣トラブルなどのリスクが高まります。
まずは名義や建物の状態を確認し、防犯対策や管理を行ったうえで、「管理を続ける」「売却する」「活用する」のどの方法が自分に合っているのかを考えましょう。








