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家を売ろうと思ったとき、まず気になるのが「いくらで売れるのか」という査定額です。
しかし、家の査定は金額だけを見て不動産会社を決めればよいわけではありません。査定額の根拠を確認したり、複数社を比較したり、物件の状態を正確に伝えたりすることが大切です。
この記事では、家の査定を依頼するときに知っておきたい注意点を、査定前から査定後まで順番に解説します。
家を査定するときに注意したい7つのポイント
家の査定を依頼するときは、次の点に注意しましょう。
- 1社だけの査定で決めない
- 査定額の高さだけで不動産会社を選ばない
- 査定額の根拠を確認する
- 家の不具合や不利な情報を隠さない
- 査定前に大規模なリフォームをしない
- 査定に必要な情報をできるだけ正確に伝える
- 査定後の売却方法まで考えて比較する
特に重要なのは、査定額そのものではなく「なぜその金額になったのか」を確認することです。
1社だけに家の査定を依頼しない
家の査定を依頼するときは、1社だけではなく複数の不動産会社を比較することが大切です。
同じ家でも、不動産会社によって査定額が異なることがあります。過去の取引事例の見方や地域での売却実績、販売方法などによって、提示される金額に差が出るためです。
1社だけに依頼すると、その査定額が相場に近いのか、それとも高すぎるのか低すぎるのか判断しにくくなります。
複数社から査定を受ければ、それぞれの査定額や説明を比較できるため、自分の家がどの程度の価格で評価されているのかを把握しやすくなります。
複数社に査定を依頼するときは同じ情報を伝える
複数の不動産会社に査定を依頼するときは、できるだけ同じ情報を伝えましょう。
家の築年数や土地・建物の面積だけでなく、雨漏りや設備の故障、建物の傷みなど、査定額に影響する可能性がある情報も正確に伝えます。
同じ条件で比較することで、それぞれの査定額や説明の違いを確認しやすくなります。
査定額が一番高い会社を選ぶとは限らない
複数社に査定を依頼すると、会社によって査定額に差が出ることがあります。
このとき注意したいのが、「一番高い査定額を出した会社に依頼すれば高く売れる」とは限らないことです。
不動産会社の査定額は、その金額で必ず売却できることを保証するものではありません。あくまで市場の状況や物件の条件などをもとに算出された売却価格の目安です。
相場から大きく離れた高い査定額を提示された場合は、金額だけで判断せず、その価格を提示した根拠を確認しましょう。
高い査定額が出たら確認したいこと
高い査定額を提示された場合は、次のような点を確認すると比較しやすくなります。
- どのような取引事例を参考にしたのか
- 近隣の物件と比べてどの点が評価されているのか
- その価格で売却できると考える理由は何か
- 売却までの期間をどの程度想定しているのか
査定額の数字だけでなく、担当者が具体的に説明できるかどうかも確認しましょう。
査定額の根拠を必ず確認する
家の査定では、「いくらになるか」だけでなく「なぜその金額なのか」を確認することが重要です。
査定額の根拠として、近隣の売却事例や土地・建物の条件、築年数、立地、建物の状態などがどのように考慮されているのか説明してもらいましょう。
複数社に査定を依頼した場合、それぞれの査定額だけを一覧にするのではなく、査定額の根拠も一緒に比較すると判断しやすくなります。
査定額について聞いておきたい質問
不動産会社に査定額を提示されたら、次のような質問をしてみましょう。
- この査定額になった主な理由は何ですか?
- 参考にした近隣の売却事例はありますか?
- この金額で売り出した場合、どのくらいの期間を想定していますか?
- 価格を下げる可能性があるとすれば、どのような点ですか?
質問に対して具体的な根拠を示して説明してくれるかどうかも、不動産会社を比較する材料になります。
家の不具合や不利な情報を隠さない
査定額を少しでも高くしたいからといって、家の不具合や気になる点を隠してはいけません。
たとえば、雨漏り、シロアリ被害、給排水設備の不具合、建物の傾き、壁や床の傷みなどがある場合は、査定時に正確に伝えましょう。
査定時に伝えていなかった問題が後から判明すると、売却を進めるうえで問題になる可能性があります。
家の状態を正確に伝えたうえで査定してもらうことが、売却後のトラブルを避けるためにも大切です。
古い家や傷みのある家もそのまま査定してもらう
築年数が古い家や、建物の傷みが目立つ家の場合でも、査定前に無理に状態を良く見せる必要はありません。
古い家を売却する場合は、建物だけでなく土地の価値や立地なども含めて評価されます。
「古いから売れない」と決めつけるのではなく、まずは現在の状態を伝えて査定を受けましょう。
古い家の売却について詳しく知りたい方は、古い家は売れない?築年数が古い住宅の処分方法と売却のポイントも参考にしてください。
査定前に大規模なリフォームをしない
査定額を上げるために、査定前から大規模なリフォームをするのは慎重に考えましょう。
リフォームにかけた費用が、そのまま売却価格に上乗せされるとは限りません。買主によって好みが異なるため、売主が費用をかけて改修した部分が、必ずしも価格に反映されるとは限らないからです。
そのため、まずは現在の状態で査定を受け、そのうえでリフォームが必要なのか、不動産会社に相談するほうが無駄な出費を抑えやすくなります。
査定に必要な情報を正確に伝える
家の査定を依頼するときは、物件について分かっている情報をできるだけ正確に伝えましょう。
特に一戸建ての場合は、土地と建物の情報だけでなく、境界や接道状況、増築・改築の履歴、建物の状態なども確認しておくとスムーズです。
手元に資料がある場合は、査定を依頼する際に確認できるよう準備しておきましょう。
査定前に確認しておきたい情報
- 土地・建物の所在地
- 土地・建物の面積
- 築年数
- 間取り
- 住宅ローンの残高
- 雨漏りや設備故障などの不具合
- 増築・改築の有無
- 境界や接道について分かっていること
すべてを自分だけで判断する必要はありません。分からない点は、査定を依頼した不動産会社に確認しましょう。
査定方法には「机上査定」と「訪問査定」がある
家の査定には、大きく分けて机上査定と訪問査定があります。
机上査定とは
机上査定は、物件の所在地や面積、築年数などの情報をもとに、実際に家を訪問せず査定額を算出する方法です。
短時間で査定額の目安を知りたい場合に利用しやすく、複数社を比較するときにも向いています。
訪問査定とは
訪問査定は、不動産会社の担当者が実際に家を確認したうえで査定する方法です。
建物の状態や周辺環境など、机上査定だけでは分かりにくい情報も確認したうえで査定額が提示されます。
まず複数社から査定額の目安を取り、その後、気になる会社に訪問査定を依頼するという進め方もできます。
家の査定を依頼するときの注意点
家の査定を依頼するときは、査定そのものだけでなく、その後の不動産会社とのやり取りも確認しましょう。
査定だけで売却を決める必要はない
家の査定を依頼したからといって、その不動産会社とすぐに契約しなければならないわけではありません。
複数社の査定額や説明を比較したうえで、売却するかどうか、どの会社に依頼するかを検討できます。
査定後の対応も比較する
査定額だけでなく、担当者の説明が分かりやすいか、質問にきちんと答えてくれるか、物件のマイナス面についても説明してくれるかといった点も確認しましょう。
実際に売却を任せることを考えるなら、査定時の対応も不動産会社を選ぶ重要な判断材料になります。
家の査定後は売却方法も比較する
査定を受けた後は、査定額だけでなく、どのような方法で家を売るのかも考える必要があります。
一般的な仲介では、不動産会社が買主を探して売却を進めます。一方、不動産会社などに直接買い取ってもらう「買取」という方法もあります。
仲介と買取では、売却までの流れや売却価格、仲介手数料などに違いがあります。
仲介と買取の違いについては、不動産買取と仲介の違いは?手数料・メリット・デメリットを比較で詳しく解説しています。
また、古い家や訳あり物件など、一般的な仲介では売却が難しいケースでは、専門の買取業者という選択肢もあります。
訳あり物件の買取については、訳あり物件の買取業者とは?仲介との違いと選び方を解説も参考にしてください。
家の査定を依頼するときによくある質問
家の査定は無料ですか?
不動産会社による売却査定は、一般的に無料で受けられます。
ただし、査定方法やサービスによって条件が異なる場合があるため、依頼するサービスの内容は確認しておきましょう。
査定を依頼したら必ず売らなければいけませんか?
査定を依頼しただけで、必ず家を売却しなければならないわけではありません。
査定額を確認してから、売却するかどうかを考えることもできます。
家の査定は何社に依頼すればいいですか?
1社だけでは査定額の比較ができないため、複数社に依頼して比較するのがおすすめです。
ただし、会社数を増やすことだけを目的にするのではなく、査定額の根拠や担当者の対応まで比較することが大切です。
査定額が会社によって違うのはなぜですか?
不動産会社によって参考にする取引事例や物件の評価、販売方法などが異なるため、査定額に差が出ることがあります。
査定額に差がある場合は、金額だけで判断せず、それぞれの会社に根拠を確認しましょう。
家の査定で失敗しないために確認したいこと
家の査定は、「一番高い金額を出してくれた会社を選ぶ」という単純なものではありません。
- 複数の不動産会社に査定を依頼する
- 査定額だけで会社を決めない
- 査定額の根拠を確認する
- 家の不具合や不利な情報を正直に伝える
- 査定前に大規模なリフォームをしない
- 物件情報をできるだけ正確に伝える
- 査定後の売却方法まで比較する
特に重要なのは、複数社の査定を比較して、査定額の根拠まで確認することです。
家の売却を考えているなら、まずは現在の家がどのくらいの価格で評価されるのかを確認してみましょう。
査定を依頼する際は、金額だけでなく、査定の根拠や担当者の説明も比較しながら、自分の家に合った売却方法を検討することが大切です。
家を売る前にまず査定を受けて相場を確認しよう
家を売るかどうか迷っている段階でも、査定を受けて現在の価格を確認しておくと、その後の判断材料になります。
ただし、1社の査定額だけを見て判断するのではなく、複数社の査定を比較し、金額の根拠まで確認することが重要です。
また、家に不具合や古さなどのマイナス要因がある場合も、隠さずに伝えたうえで査定してもらいましょう。
査定額と実際の売却価格は必ずしも同じではありません。査定を「家をいくらで売れるかを知るための情報収集」として活用し、納得できる売却方法を選ぶことが大切です。
まずは複数の査定結果を比較して、自分の家の価値を確認するところから始めてみましょう。
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