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事故物件や再建築不可物件、共有持分、借地権付き住宅など、一般的な不動産会社では売却が難しい物件を所有していると、「訳あり物件を買い取ってくれる業者はあるの?」「仲介で売るより買取を利用したほうがいい?」と悩むことがあります。
訳あり物件には、物件ごとに異なる問題があるため、一般的な不動産売却と同じ方法では買い手が見つかりにくいケースがあります。
そのような場合に選択肢となるのが、訳あり物件を専門的に取り扱う買取業者です。
この記事では、訳あり物件専門の買取業者とはどのような業者なのか、一般的な仲介との違いや、買取を検討するときに確認したいポイントを解説します。
訳あり物件専門の買取業者とは?
訳あり物件専門の買取業者とは、一般的な不動産会社では売却が難しい物件を、専門的に買い取っている業者のことです。
訳あり物件には、事故物件のように心理的な問題がある物件だけでなく、建物の老朽化や再建築不可、権利関係など、さまざまな事情を抱えた物件があります。
たとえば、次のような物件が挙げられます。
- 事故物件・事件物件
- 孤独死があった物件
- ゴミ屋敷
- 老朽化した空き家
- 再建築不可物件
- 違反建築物
- 共有持分の不動産
- 借地権付き住宅
- 立ち退きなどの問題を抱えた物件
こうした物件は、通常の市場で買い手を探そうとしても、住宅ローンが利用しにくかったり、物件の問題を理由に購入を避けられたりすることがあります。
専門の買取業者は、物件が抱えている問題を確認したうえで、自社で買い取った後の活用や再生、売却などを含めて判断します。
そのため、一般の買主を探す仲介では売却が難しい物件でも、買取という方法なら手放せる可能性があります。
訳あり物件の買取と仲介は何が違う?
不動産を売却する方法には、大きく分けて「仲介」と「買取」があります。
仲介では、不動産会社が売主と買主の間に入り、一般の買主を探して売却します。
一方、買取では不動産会社などの買取業者が物件を直接買い取ります。
訳あり物件の場合、この違いが売却のしやすさに大きく関係することがあります。
仲介の場合
仲介では、物件を購入してくれる買主を探す必要があります。
訳あり物件の場合は、物件の状態や権利関係などが購入のハードルになり、買主がなかなか見つからないことがあります。
また、買主が見つかるまで売却活動を続ける必要があるため、売却まで時間がかかるケースもあります。
一般的な売却方法について詳しく知りたい場合は、古い家は売れない?築年数が古い住宅の処分方法と売却のポイントも参考になります。
買取の場合
買取では、買取業者自身が物件を購入します。
そのため、一般の買主を探す必要がなく、物件に問題があっても業者側が内容を確認したうえで買取の可否を判断できます。
特に、売却を急いでいる場合や、仲介で買主を探してもなかなか売れない場合には、買取が選択肢になります。
訳あり物件はなぜ買取業者に売却しやすいの?
訳あり物件が専門の買取業者に売却しやすい理由は、一般の買主とは物件を見る視点が異なるためです。
物件の問題を前提に査定する
一般の買主は、住宅として安心して利用できるか、住宅ローンを利用できるか、将来的に売却できるかなどを重視します。
そのため、事故物件や再建築不可物件などは購入を避けられることがあります。
一方、訳あり物件を扱う専門業者は、物件が抱える問題を確認したうえで、買取後にどのように活用できるかを判断します。
そのため、一般の買主には敬遠されやすい物件でも、買取対象になる可能性があります。
物件ごとの問題に対応できる
訳あり物件の問題は一つとは限りません。
たとえば、古い家に加えて残置物が大量に残っていたり、再建築不可に加えて権利関係の問題があったりするケースもあります。
専門業者であれば、このような複数の問題を抱えた物件についても、個別に査定してもらえる場合があります。
再建築不可物件については、再建築不可物件は売却できる?売れない理由と売却方法を解説で詳しく解説しています。
訳あり物件の買取に向いているケース
すべての訳あり物件が必ず買取業者向きというわけではありません。
しかし、次のようなケースでは、専門の買取業者に相談するメリットがあります。
- 仲介を依頼したものの買主が見つからない
- 事故物件などの理由で通常の売却が難しい
- 建物が古く、そのままでは売りにくい
- 再建築不可などの法的な問題がある
- 共有持分だけを手放したい
- 借地権付き住宅を売却したい
- 残置物やゴミが残っている
- できるだけ早く物件を手放したい
共有持分の売却については、共有持分だけ売却できる?相続した不動産の売却方法と注意点も確認しておきましょう。
訳あり物件の買取業者を選ぶときの確認ポイント
訳あり物件を売却するときは、「買い取ってくれるか」だけでなく、どのような業者なのかを確認することも大切です。
自分の物件を取り扱っているか
訳あり物件といっても、事故物件、再建築不可、共有持分、借地権など、抱えている問題はさまざまです。
業者によって得意とする物件が異なる可能性があるため、自分の物件の問題に対応しているか確認しましょう。
事故物件については、事故物件の売却相場は?価格の目安・下落率・売却方法を解説も参考にしてください。
査定や相談の費用を確認する
査定を依頼する前に、査定料や相談料などの費用がかかるのか確認しておきましょう。
無料査定に対応している業者であれば、まず物件の価値を確認してから売却を検討できます。
買取後の対応まで確認する
訳あり物件では、売却する物件そのものだけでなく、残置物の処分や相続手続きなど、売主側で対応しなければならない問題が残っていることがあります。
訳あり物件の買取を依頼する流れ
訳あり物件を専門の買取業者に売却する場合、一般的には次のような流れで進みます。
- 業者に査定を依頼する
- 物件の状態や権利関係などを伝える
- 査定結果や買取価格を確認する
- 条件に納得したら売買契約を結ぶ
- 決済・引き渡しを行う
まずは物件の所在地や種類、訳ありとなっている理由などを伝えて査定を依頼します。
事故物件であれば事故や事件の内容、再建築不可であれば接道状況、共有持分であれば共有者との関係など、物件が抱えている事情をできるだけ正確に伝えることが大切です。
査定後は、提示された買取価格だけでなく、契約条件や売却後の対応についても確認してから契約を進めましょう。
訳あり物件を買取で売却するメリット
買主を探す必要がない
仲介では一般の買主を探す必要がありますが、買取では業者自身が買主になります。
そのため、訳あり物件を購入してくれる人を長期間探し続ける必要がありません。
「仲介で売りに出しているものの、なかなか買主が見つからない」という場合には、買取を検討する理由になります。
売却までの期間を短くできる可能性がある
買取では、購入希望者を探して内覧や価格交渉を繰り返す必要がないため、仲介よりもスムーズに売却できる場合があります。
ただし、物件の状態や業者によって手続きにかかる期間は異なるため、具体的なスケジュールは査定時に確認しましょう。
売却が難しい物件でも相談しやすい
訳あり物件を専門に扱う業者であれば、一般の不動産会社では相談しにくい物件についても査定してもらえる可能性があります。
特に、複数の問題を抱えている物件では、最初から訳あり物件を取り扱っている業者に相談することで、売却方法を検討しやすくなります。
訳あり物件を買取に出すときの注意点
仲介より売却価格が低くなる場合がある
買取では、業者が買い取った物件を再利用・再販売するための費用やリスクなども考慮して買取価格を提示します。
そのため、一般の買主に売却する仲介と比較すると、買取価格が低くなる場合があります。
ただし、訳あり物件は仲介で買主が見つかりにくいこともあるため、価格だけでなく「売却できる可能性」や「売却までの期間」も含めて判断することが大切です。
物件の事情は正確に伝える
事故や事件、建物の不具合、権利関係など、物件について把握している問題があれば、査定時に正確に伝えましょう。
売却を急いでいる場合でも、物件の問題を隠したまま契約を進めるのではなく、業者に事情を説明したうえで売却条件を確認することが重要です。
契約条件を確認してから契約する
買取価格だけを見て判断するのではなく、契約内容や引き渡し条件なども確認しましょう。
特に訳あり物件では、残置物の処分や建物の状態、権利関係などについて確認しておきたい事項が多くあります。
疑問点がある場合は、契約前に業者へ確認し、内容を理解してから契約を進めるようにしましょう。
訳あり物件は仲介と買取のどちらが向いている?
訳あり物件だからといって、必ず買取を選ばなければならないわけではありません。
できるだけ高い価格で売却することを優先し、買主が見つかるまで時間をかけられるのであれば、仲介を検討する方法があります。
一方で、一般の買主を探すことが難しい物件や、できるだけ早く手放したい物件では、専門の買取業者に相談する方法が向いています。
たとえば、次のように考えると判断しやすくなります。
| 希望・状況 | 検討しやすい方法 |
|---|---|
| 時間をかけても買主を探したい | 仲介 |
| 訳ありの事情があり買主が見つかりにくい | 専門買取 |
| できるだけ早く手放したい | 買取 |
| まず物件を売却できるか確認したい | 買取業者への査定 |
実際には物件の状態や地域、権利関係などによって適した方法は変わります。仲介だけに限定せず、専門の買取業者にも査定を依頼して比較すると判断しやすくなります。
訳あり物件は専門の買取業者に相談する方法もある
訳あり物件は、事故物件や再建築不可物件、共有持分、借地権など、一般の住宅とは異なる問題を抱えていることがあります。
そのため、一般の買主を探す仲介では売却が難しい場合でも、訳あり物件を専門に扱う買取業者なら、物件の事情を踏まえて査定してもらえる可能性があります。
特に「仲介で売りに出しているけれど買主が見つからない」「物件の問題が多く、どこに相談すればいいかわからない」「できるだけ早く手放したい」という場合は、専門の買取業者への相談を検討してみましょう。
なお、相続した訳あり物件の場合は、不動産の売却だけでなく相続手続きについても確認が必要になることがあります。売却と相続の問題を分けて考えず、必要な手続きを整理したうえで進めることが大切です。
「仲介では買主が見つからない」「事故物件や再建築不可物件など、一般の不動産会社では売却が難しい」「共有持分や借地権など、権利関係が複雑」といった訳あり物件は、専門の買取業者に相談することで売却できる可能性があります。
ラクウルでは、一般の不動産会社では取り扱いが難しい訳あり物件についても査定・買取に対応しています。まずは無料査定を利用して、自分の物件が売却できるのか、どのような条件になるのかを確認してみるとよいでしょう。

まとめ
訳あり物件専門の買取業者は、事故物件や再建築不可物件、共有持分、借地権付き住宅など、一般の買主には売却しにくい物件を取り扱っています。
仲介では一般の買主を探す必要がありますが、買取では業者自身が買主になるため、訳あり物件でも売却方法を検討しやすくなります。
一方で、買取価格が仲介より低くなる場合もあるため、価格だけでなく、売却までの期間や物件の事情、契約条件なども確認することが重要です。
売却が難しい物件を所有している場合は、仲介だけに絞らず、訳あり物件を専門に扱う買取業者にも査定を依頼し、自分の物件に合った売却方法を検討しましょう。
